• テキストサイズ

【R18】初恋を君に

第7章 ゆっくりと・・・


「綾斗ーお風呂貰ったよー。」

「はーい。もう少しでご飯できるよ。」

「お風呂まで悪いな。」

「外は寒いからね。」

鍋の中のカレーを煮込みながら柊と話す。
すると、柊が後ろから抱きついてきた。
シャンプーのいい香りだ。

「どうしたの?////」

「ん?なんかギュッてしたくなった。美味しそう。」

「もう少し待って////」

そう言えば、ゴム買ってたな・・・
しちゃうのかな?
いや、家に誘ったのは僕なんだし、柊もそう思うよね。
僕もしたいし。

「いただきます。・・・美味い////」

「よかった。」

少し不安だったから美味しいって言われて安心した。
ご飯食べたら僕もお風呂に入ろうかな。

「服までありがとうな。これもしかしてお兄さんの?」

「うん、僕のじゃサイズ合わないだろうし。服は返さなくてもいいよ。もう着てないやつだろうから。」

それに、兄さんにバレたらまずい。

「わかった。」

「僕もこの後お風呂入るから食べ終わったら部屋に入ってていいよ。なんもないけどゆっくりしてって。」

部屋に柊と2人っきりになるのか。
まだ19時前だし、母さんも23時前に帰ってくるって言ってたからたくさん時間がある。

お風呂も済ませ、部屋に行くと柊が携帯を触って横になっていた。

「ベッド使っていいのに。」

「いや、流石にそれは申し訳ない。」

「何してたの?」

「動画見てた。最近ハマってるバンドが居てさ。」

「へぇ・・・」

柊の横に座ると携帯を触るのを止め、起き上がった。
僕の頭に顔を近づけ匂いを嗅がれる。

「今、俺綾斗と同じ匂いすんのか・・・何か変な感じ////」

「ぼ、僕も・・・だよ・・・////」

キスしたい・・・
このままもっと近づきたい。

「綾斗、キスしていい?」

「うん・・・////」

大丈夫、次はきっと上手く・・・
固く目を閉じていたが、あまりの緊張に目を開けてしまった。
目の前には柊の目がある。
すごく綺麗だ。
更に鼓動が早くなる。

「や、やっぱダメ・・・////」

柊の口元を手で抑え、自分の口元も塞ぐ。
どうして・・・嫌じゃないのに・・・
身体が勝手に拒否しちゃう・・・

「綾斗・・・」

柊に無理矢理手を退かされキスをせがまれる。

「いやっ!////」

パシン!

「あっ・・・」

またやっちゃった・・・
/ 215ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp