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【R18】初恋を君に

第7章 ゆっくりと・・・


『綾ちゃん!ごめんねー!今日帰りが遅くなりそうなの・・・』

母さんから連絡が来ていた。
こういう事には慣れている。
夜ご飯どうしようか。

あ・・・そうだ。

「ねぇ柊。今日ウチくる?母さんも父さんも遅くなるって・・・////」

「お!いいのか?行く!」

昨日あんな事しちゃったし、リベンジしたい。

「ふーん・・・仲良いな、ほんと。」

「わっ!仁!?////」

「お家デートってやつ?(笑)」

「ち、ちがっ////」

違うことは無いけど。
仁がニヤニヤしながら顔を覗いてくる。

「付き合ってんだから、普通だろ。」

「うっ・・・今のすげぇ傷抉られた気分。」

「そう言えば、仁は居ないの?好きな人。」

「うーん・・・好きねぇ・・・居ないかなー。」

「そっか・・・モテそうだけどな。」

だって面白い、気配り出来るし、優しいし。
いつも誰か近くにいるし。
クラスのリーダー的存在。
密かに好意を持ってる人いると思う。

「それはないと思うぜ?だってさっきも『あれは無い無い!友達として好きではあるけどさ。』って笑って言われたんだぜ?」

「それは・・・(汗)」

「どんまい!」

「なんだ、柊・・・モテるからって・・・このやろ!」

仁が柊の髪を両手でくしゃくしゃと撫で回した。

「うわ!やめろっ・・・!」

「お前なんか髪の毛ボサボサにして顔面偏差値下げてやる!」

「はぁ?!何意味わかんねぇことっ・・・ちょ、マジでやめろって(笑)」

「ぷっはは!なにやってんの・・・」

思わず笑いが込み上げてきた。
ほんと楽しいな。
でも、髪がボサボサな柊もかっこいい。
ちょっと可愛いなって思ってしまう。
2人がじゃれ合ってる写真を撮りSNSにアップする。

『馬鹿2人。』

あっという間にクラス中からハートマークが来た。

『なにやってんのw』
『柊くん可愛すぎw』

「あっ!?!?なんだよこれ!綾斗!」

僕の投稿に気づいて仁が僕の髪まで乱してきた。

「ごめんって!あはは!すっごい反応いいんだよ!?(笑)」

「全部柊宛じゃねぇか!!しかも馬鹿ってなんだよ!」

「あはは!(笑)ごめんごめん!」
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