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【R18】初恋を君に

第7章 ゆっくりと・・・


「おはよー・・・って柊、お前その顔どうしたんだよ・・・」

「あー・・・恋人にキスしようとしたら叩かれた。」

「はぁ!?!?恋人!?!?」

クラス中に声が響き渡る。
仁以外は知らないから当たり前だ。

「え、お前恋人いるのかよ・・・いつの間に・・・」

「最近。」

「まじかよぉ・・・てかキスしようとして叩かれるって・・・どんなに顔が良くてもそんなことあるんだな(笑)」

「純粋なんだよ。可愛いだろ。」

純粋なんかじゃない。
僕は既に穢れてる。

「へぇ・・・お前らもうそこまで行ったの・・・」

仁が肩を組んできて耳元で尋ねてきた。

「い、行ってないよ!////」

「まぁ、それより、クラス中の女子結構ショック受けてんなー。狙ってる奴何人かいたっぽいし。その相手が男とは・・・」

本当だ・・・
泣き出しそうな人もいる。
やっぱモテるんだな・・・

「まぁ、これで他の奴が寄ってこないから良かったんじゃね?」

そうだよ!
柊が他の人に取られる心配もない。

「柊!彼女の写真ねぇのかよ!」

いつの間にか恋人から彼女になってる。

「あったとしても見せねぇよ。すっげぇ可愛いから。」

その可愛いっていうのやめて・・・
恥ずかしすぎる。

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