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【R18】初恋を君に

第6章 夢の中


どうしたんだよ僕・・・
最近口元ユルユル・・・

「な、なんでもない・・・よ・・・////」

「・・・可愛いのは綾斗の方だよ。」

聞こえてるじゃん!!
しかもその言葉はニヤけるからやめて!!
調子乗っちゃうから。

「そんな事ない・・・////」

「綾斗、ごめん。」

「へ?・・・っ////」

顔を上げると目の前には柊の綺麗な瞳が映っていた。
唇が生暖かい。
・・・キス・・・されてる?
今、僕柊とキスしてる?

思考が追いつかないままの僕を柊は押し倒してきた。
触れるだけのキスが深くなり舌が入ってくる。

「ん・・・はふ・・・////」

息できない。
でも・・・すごく気持ちいい。

「ひいらぎ・・・まっ・・・待って・・・////」

柊が僕の唇に噛み付く。

「待って!!////」

両手で柊の肩を押さえ、抵抗する。
このまま続けば止められなくなる。

「柊・・・何考えてるの・・・////」

急にキスするなんて・・・
嬉しいけど、何考えてるのか分からない。

「綾斗・・・ごめん。嫌だったよな。」

「そ、そんな事ない!ただ、どうしてこんな事////」

柊が座り直し、正座する。
僕もつられて正座になる。

「俺・・・綾斗が好きなんだ・・・////」

好き・・・好きって・・・
僕のこと?
え・・・それって・・・

「・・・気持ち悪いよな・・・男からこんな事されるなんて・・・」

「そ、そんな事ない!僕も柊の事が好きだよ!////」

つい言っちゃった・・・
僕の本音。
ずっと隠し続けてきた感情。
それを柊が引き出してくれた。

「え・・・それって友達としてじゃなくて・・・恋愛感情なのか?」

「うん・・・ずっと・・・好きだよ・・・////」

「ほんとか?・・・じゃあ、両想い・・・ってこと・・・まじかぁ!!良かったぁ!」

すごく嬉しそう。
ガッツポーズまでしてる。

「えっと・・・じゃあ・・・付き合う?////」

付き合う・・・そうだよね・・・両想いだもん・・・
でも・・・

「・・・ごめん・・・それはできない。」

「どうして?」

「・・・それは・・・ごめん・・・無理なんだ。」

「理由教えてくれよ・・・」

言えない・・・

「本当にごめん・・・」

「おい、綾斗待って!」

僕は我慢できなくなって荷物をまとめて柊の家を駆け出した。


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