第1章 出会い
お風呂に入り、鏡に映る自分の裸を見る。
凄い量のキスマーク。
こんなの誰かに見られたらまずいな。
1番は母さん達にみられたときだ。
母さん倒れるかもしれない。
過保護な所あるから。
止めないと行けないのは自分が1番分かってるんだけど・・・
自分じゃ止められない。
「ただいまー。」
父さんが帰ってきた。
僕はお風呂から上がり、父さんに「おかえり」と返す。
「お風呂いいよ。」
「ありがとう。あ、冷蔵庫にシュークリーム入ってるから。食べてくれ。」
「え!ほんと!?ありがとう!」
シュークリーム!
僕は冷蔵庫を直ぐにあけ、白い箱を開ける。
ここ、凄く美味しいケーキ屋じゃん。
父さん流石。
僕は甘いのが大好きで、いつも父さんが何か買ってきてくれたら1番に食べる。
「美味しい・・・。」
「綾ちゃん幸せそう。(笑)」
僕の家族は仲がいい方だと思う。
喧嘩しないし。
両親はラブラブだし。
だから家は1番落ち着く。
本当はあと一人家族が居るんだけどね。