• テキストサイズ

【R18】初恋を君に

第4章 僕の従兄弟


「あ、そうだ!クリスマスパーティーの事だけどよ!」

昼休みにバスケの罰ゲームをしてる時、仁が話を切り出してきた。

「1人ひとつプレゼント用意してこいよ!交換しようぜ!」

「お!いいな!」

「けど、交換って事は誰に行くかは分からないんだよね?」

「そうだな。」

プレゼントか。
難しいな。
誰にあげるか分かってればまだいいんだけど・・・
皆が喜びそうな物。

「お前また変なのはやめろよな。」

「変なの?」

「あー!あれな!」

仁に問い質してみると、「大人の玩具」と答えた。
大人の・・・

「なに?綾斗欲しい?」

「い、要らないよ!第一、使わないし!////」

すると、仁が肩を組んで来てニヤニヤと笑みを浮かべていた。

「へー、綾斗でもやっぱ1人でするんだ。」

「な!?////」

「いいって隠すなよ!普段物静かな綾斗がね・・・誰想像してんの?」

「うっ・・・それは・・・////」

柊に犯されるのを想像しながら抜いてるなんて言えない。
ここは在り来りな返答で・・・

「普通に・・・AVとか・・・?////」

「なんだよーつまんねー。綾斗の好きな奴聞けると思ったのに。」

友達同士でこんな話って普通なの?
皆恥って物は無いわけ!?
僕はずっと顔が熱かった。

「真織は?」

「俺は好きな人とか?」

「へ?・・・」

好きな人?
柊も好きな人想像しながら抜くんだ・・・
うわ、なんか凄く悲しくなってきた。

「まじかよ!お前意外と変態だな!」

「ちなみにどんな人タイプなんだ?」

他の人たちも問いただしていく。
僕も聞きたい。

「なんでお前らに言わなきゃ駄目なんだよ。」

「良いじゃねぇか!な?綾斗?」

「ぼ、僕!?・・・いいと思う・・・」

つい僕も気になって答えてしまった。

「う・・・優しくて・・・可愛い子・・・とか?」

可愛い子・・・
僕とはかけ離れた言葉!
そうだよね。
可愛い子の方がいいよね。

「なんだよー在り来りだな・・・」

「そ、そうだな・・・外見だと・・・黒髪で小さくて・・・目が大きい子とか?」

「ほう・・・今ので絞られたな・・・よっしゃ探すぞ!」

「はぁ!?」

僕もショックを受けるかもだけど、柊の好きな人を見たくて仁達のノリに乗った。

「綾斗まで!?」

「うん。気になる。」

「まじかよ・・・」
/ 215ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp