第4章 僕の従兄弟
「だめっ・・・あっ・・・////」
「綾斗くんっ・・・久しぶりだからかなり感じてる?」
「んぁっ・・・いくっ・・・////」
正常位で激しく突かれる。
久しぶりの感覚で何度もイってしまった。
「はぁ・・・」
「腰痛い?」
「いや、慣れてるから平気。」
ベッドに腰かけ頭を抱える。
何やってんだろ、ほんと。
ふと鏡を見ると首筋にキスマークがあった。
「あ・・・」
こんな見えるところにあったら兄さんにバレる。
どうしよ。
絶対に問い詰められる。
「綾斗くん。そう言えば、その頬どうしたの?」
「・・・賢二さんには関係ないよ。」
「はは、言いたくないならいいよ。別に君とは深い関係じゃないし。」
賢二さんが起き上がり僕を後ろから抱きしめる。
「けど、そろそろ応えが聞きたい。」
「・・・えっと・・・」
もちろん付き合う気なんてない。
ただのセフレ。
でもここで断ったらもう会うことはないかもしれない。
それはちょっと困る。
自分では最低だと分かってるけど、これがストレス発散の1つでもある。
「もう少し待ってくれない?色々考えたいから。」
「そっか・・・クリスマスの件は残念だったけど、いつでも相談乗るから。」
「ありがとう。」
悪い人ではないと思う。
ただ、恋人と言われると違う。
恋愛感情なんて1ミリもない。
「そろそろ帰らなきゃ。」
「そうだね。家族に心配かけちゃう。」
僕は服を着て部屋を出た。
これで賢二さんと寝るのは何回目だろう。
本当に好きな人との性行為ってもっと気持ちいいのかな?
柊は・・・した事あるのかな?
気になる。
どうせなら初めては僕とがいい。
今の状態じゃ無理か。
全然口を聞ける状態じゃないのに。
兄さんから電話だ。
「今から帰るよ。遅くなってごめんね。」
帰りたくないよ。