第1章 出会い
「んっ・・・はぁ・・・////」
「やば・・・気持ちいいよ、綾斗くん////」
「黙ってて・・・////」
ベッドに押さえつけられ、犯される。
この人は恋人でも何でもない。
ただ、ネットで知り合った人。
僕よりは年上。
「ねぇ、もうイッていい?」
「僕も////」
いつも彼に抱かれているのを想像している。
こんな事は絶対無いだろうから、妄想。
最悪な人間だと分かってる。
でも始めたら止まらない。
「んくっ・・・/////」
僕何やってんだろ。
いつも終わった後に後悔する。
処女を捨てたのは僕が一目惚れをする前。
この人との関係も初めは1回きりだと決めてた。
その後に彼に一目惚れをして、止まらなくなった。
結ばれない関係だと知ってるから、余計にムシャクシャしていつの間にか1週間毎に会う関係に。
裸のままベッドにうつ伏せになり、布団に入る。
「はぁ。」
「どうしたの?ため息なんか着いて。」
「・・・賢二さんには関係ないよ。」
「そう?」
携帯を開いて、コソッと彼を隠し撮りした写真を開く。
・・・彼女居るのかな?
こんだけかっこいいんだからいるよね。
「ほんと僕って馬鹿過ぎるな。」
「何?病み期?」
「・・・そんなところ。」
そろそろ帰らないと母さん心配する。
ベッドから出て制服を手に取る。
「賢二さんさ、高校生の僕で満足なの?」
「うん。もちろん。初めて君と寝てからハマっちゃった。」
「そっか・・・僕って上手なの?」
「どうなのかな?それは分からないけど、俺達は体の相性いいと思うよ。」
「・・・そうなのかな。」
賢二さんが上手なのかは分からないけど、僕も最中にイく事が度々ある。
もしかしたらそういう事なのかも。
「ね、綾斗くん。」
「なに?」
「結構、俺、綾斗くんの事本気なんだけどさ。付き合わない?」
「あー・・・考えとく。」
僕は適当に答え、部屋を出た。
気持ちは嬉しいけど、賢二さんにそういう感情を抱いたことは無い。