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【R18】初恋を君に

第3章 デート?


今日も一日があっという間に過ぎた。
柊と出会ってからは学校の時間が短い。
もっと一緒にいたいのに。

「綾斗!帰ろ!」

「うん。」

鞄を持ち2人で教室を出ようとした時、他クラスの女の子数名が教室を覗きに来た。

「ねぇ、柊君いる?」

近くにいた男子に声をかけているのが聞こえた。

「・・・呼ばれてるよ?」

「あぁ・・・なんだろ?」

「行ったら?僕待ってるし。」

「分かった。悪いな。」

とは言ったものの・・・帰りたいって言うのが本音。
だって、あれ絶対告白か何かでしょ。
顔真っ赤だったし。

その後に会うなんて気まずくて居られない。
けど・・・気になる。
話の内容が気になる。

「少しだけなら。」

そう思って柊が呼ばれた方について行ってみる。
2人は人目につかないようなところにいた。
他の女の子達は影で見守っている。

「あの・・・24日・・・空いてたりする?////」

「あーごめん、その日は友達と約束があって。」

「じゃ、じゃあ、25日は?////」

「・・・今の所何も無いけど・・・」

「よ、よかったら・・・その・・・一緒に・・・遊びに・・・////」

デートの誘い?
告白はその日にするとかかな?
やっぱ来なきゃよかった。
あの子可愛いもん。
断る理由なんてない。

「・・・ごめん。俺さ、他に好きな人いるから、他の子とは遊べない。それに君の事も初めて知ったから・・・」

「そ、そうだよね・・・ごめんね。」

「ううん。俺こそごめん。折角誘ってくれたのに。」

断った?
嘘・・・
しかも好きな人、本当にいるんだ。

少し不安になる。

こっちに来る柊が見え、急いで教室に戻る。
流石にコソコソ見てるのはいけないよね。
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