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【R18】初恋を君に

第2章 柊真織という男


学校の帰り、電車に揺られながら柊と話す。
放課後に仁達にカラオケ誘われたけど、断ってきた。
まだ、そこまでは踏み入れられない。

「・・・よかったのか?カラオケ。」

「うん・・・また今度誘われたら行くよ。柊は?行かなくてよかったの?」

「俺はこの後用事あるから。」

そう言えば、柊は部活に誘われてたな。
何部に入るんだろ。
バスケ上手いから仁とすればいいのに。

「部活・・・入らないの?」

「うーん・・・部活したら綾斗と帰れなくなるだろ。それは嫌かな。」

柊は時々、彼氏みたいなこと言う。
本人はそんなつもりはないんだと思う。
きっと友達だから。

「・・・今日楽しかった?」

「少し・・・まぁ、悪くは無いかな////」

「よかった。」

「ありがとう。柊、何かしてくれたんでしょ、仁に。」

「まぁ・・・綾斗の笑顔見れてよかったよ。ずっとムスッとしてるし。楽しそうな姿見れたから俺は嬉しいかな。」

また彼氏みたい。

「けど・・・俺以外と仲良くしてるの見てるとちょっと嫌だったかも。」

「え・・・」

「わぁ!ごめん!変なこと言って!その深い意味は無いんだ!ただ淋しくなっただけで。」

・・・嫉妬・・・?
とはまた違う?
友達を取られた気分なのかな?

「・・・柊は・・・僕の中では1番だよ・・・////」

「1番・・・」

「そう。だから大丈夫////」

僕も何言ってるんだろう。
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