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【R18】初恋を君に

第12章 孤独


「どうして綾斗先輩はそんなに俺に関与するんですか?」

僕にも分からない。
他人の事なんてどうでもいい。
そう思ってた。
でも・・・今まで一緒に過ごしてきた人達が困っていると放っておけない。

「僕、試合見に行くからさ、レギュラー入りして欲しい。実は誘われたの初めてなんだ。少し楽しみにしてる。我儘かな?」

「・・・いいえ、好きな人に我儘言われるのは嬉しいです。・・・部活出てみます。」

「よかった。松村君なら大丈夫。仁もいるし。」

「部長に扱かれそうですね(笑)」

「仁なら確かにしそうだね(笑)」

2人でクスクスと笑っていると、間に真織が入ってきた。
遠くで見てて寂しくなったのだろうか。

「松村君、次交代。」

「うわ、柊先輩こわー。」

笑顔で松村君に話しかけていたが、引きつっていた。

「・・・何か綾斗珍しいね。」

「お節介だったかな?」

「いや、いいと思う。松村君さっきより楽しそう。」

本当だ。
試合で足を引っ張ったって言ってたけど、全然そんな感じには見えない。
寧ろ活躍してる。
このまま慣れてくれたらいいけど・・・

「でも、松村君と話すぎな。」

「ごめん・・・」
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