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【R18】初恋を君に

第2章 柊真織という男


「おはよー。」

「おはよ!柊!」

僕達が教室に入ると、既に友達が出来たのか柊と挨拶を交わす人が何人かいた。

僕はその横をスルーして自分の机に向かう。

「置いてくなよ。綾斗。」

「柊、お前矢野と来たの?」

「そうだけど。」

「まじか。すげぇな、お前。」

全部聞こえてますけど。
確かに僕はあまり人と関わりたくないほうだけど。

「なぁ、少し気になってたんだけどよ。」

柊がクラスメイトを連れて廊下に出る。
何話してんだろ。
流石に聞こえない。

しばらくすると、柊とそのクラスメイトが戻ってきて僕の前に立った。

「何?」

「その、矢野さ、お昼俺も一緒にいいか?」

「いいけど。」

「まじ?!よっし!」

え?
嬉しがってる?

あ、わかった。
柊と食べたいんだ。

なんだか、柊も隣で嬉しそう。
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