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【R18】初恋を君に

第11章 約束したから


「これでミーティングを終わります。」

長かったな。
寝そうだった。
眠いけど、早く部屋に戻って仁達のゲームに参加したい。

「ね!綾斗くん!」

「あ、あかりさん。お疲れ様。」

「お疲れ様。その、ダンスのこと・・・考えてくれた?」

忘れてた・・・
明日の夜か。
何やってるんだろ。
あかりさんと踊るとなると、真織きっと嫌だよな・・・
僕も逆の立場だったら嫌だし。
・・・断ろう。

「その・・・折角だけど・・・ごめんね。」

「そっか・・・ううん、急かすような感じになってごめんね。じゃ、明日も頑張ろ!おやすみ!」

「うん、おやすみ。」

あかりさん・・・怒らないんだ。
怒ることあるのかな?





「遅い!綾斗!」

「どういう状況?」

部屋に戻ると、真織が倒れていた。
手にはいかにも不味そうな飲み物。

「それ何?」

「飲むか?」

「いや、遠慮しとく。」

真織が珍しく負けたのか。
よく見ると真織の周りにだけ飲み物がある。

「んじゃまぁ、全員揃ったことだし?やりますか!」

「ま、まだやるのか?俺そろそろ限界・・・」

「次は飲み物じゃないから。」

真織が辛そうだ。
ちょっと可哀想。

「ババ抜きで1抜けしたやつが最下位に何か恥ずかしい質問するとかは?」

「お!いいね!」

誰かの案で罰ゲームが決まった。
ババ抜きなんて何年ぶりだろう。
トランプの中でも1番シンプルなゲームだ。

「よし、じゃあスタート!」

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