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【R18】初恋を君に

第11章 約束したから


「あ!そうだ!綾斗先輩!修学旅行から帰ってきてからの話になるんですけど・・・バスケの試合見に来てください!」

「え、いいの?」

「勿論ですよ!俺絶対勝つんで!」

凄い自信・・・
試合か。
初めて見に行くかも・・・
そもそも誘われたことないし。

「へー、お前、先輩を差し置いてレギュラーメンバーに入るつもりか?」

「そのつもりですよ。結構自信あるんですよ。」

「いい度胸じゃねぇか。練習サボるくせに。」

「う・・・それは・・・」

まだサボってるんだ。
それだったらメンバー入りは難しいんじゃないか?
3年は最後になるだろうから絶対出たいだろうし。

「でも!絶対メンバー入りしてみせます!だから、お願いします!」

「わ、分かったよ・・・その代わり、真織も一緒だからね。」

「うげ・・・」

「うげってなんだ・・・先輩に向かって。」

相当嫌そうだ・・・
でも真織も一緒に行かないと、1週間くらい無視されそう。

「わかりましたよ。けど、後悔しないでくださいね。」
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