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【R18】初恋を君に

第11章 約束したから


「あの子達、綾斗くんと柊くんのこと好きみたいなの。ファンみたいな感じなのかな?」

僕達の?
まぁ、真織は分からなくもない。
けど、僕も?

「それで、私が最近、綾斗くんと仲良くしてるからって・・・」

「・・・大変だったね。」

「綾斗くんにまで迷惑かけちゃったね。ごめん。」

「大丈夫だよ。それより、僕にファンね・・・よくわかんないな。」

あかりさんが、僕のことを話してくれた。
どうやら、僕は入学した時から目をつけられていたみたいだ。
それも、僕の近付くなオーラが出ていたみたいで誰も近づけずに今に至る。

「真織なら分かるけど、どうして僕まで(笑)」

「あ、綾斗くんはかっこいいよ!優しいし!それに!・・・あっ////」

あかりさんが顔を真っ赤にして俯いてしまった。
そして一言「ごめん。」と呟いた。

「謝ることないよ。ありがとう。・・・また、同じ事あったら言ってね。一応僕も関わってるみたいだし。」

「・・・もう大丈夫だよ。たぶん。」

もう帰ろう、とあかりさんが笑顔で話を切り変えた。
こんなに可愛い子でも虐められたりするのか。
女子って怖い。
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