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【R18】初恋を君に

第11章 約束したから


・・・やばい、寝てた・・・
途中から記憶が無い。
真織の腕の中で目が覚める。
体が重く感じる。
噛まれたせいか、首がジンジンと痛む。

「うんっ?!////」

お尻に僅かに違和感。
真織のが入ったままだ。

「ま、まお・・・起きてっ・・・////」

「んん・・・」

起きない。
自分で抜くしかない。
ゆっくりと体を動かし、そっと引き抜く。

「ぅぅ・・・や、ば・・・んっ////」

何とか抜き、深く息を吐く。
時間を確認すると22時を回っていた。
母さんから連絡が入っている。

『何時くらいに帰りつきそう?』

『友達の家に居たらいつの間にか寝ちゃってた。今から帰る。』

母さん達心配してるよな・・・。

「綾斗?」

「あ、起きた?そろそろ僕帰らないと。」

「ごめん、寝てしまってた。・・・記憶ないし。」

「僕も・・・あの後何回した・・・っ!////」

中からドロッと大量に液体が流れ出てきたのがわかった。
真織の精液だ。
・・・ゴムしてなかったっけ?

「どうした?」

「いや・・・その・・・生でした覚えない?////」

「えっ・・・はぁまじか・・・ごめん。」

真織も気づいてなかったのか、大きく溜息を吐き頭を下げてきた。

「大丈夫・・・だけど・・・」

明日普通に学校あるもんなー。
首の痕といい、腹痛に腰痛といい。
何て言われるか・・・

「家まで送っていく。腰痛いだろ?」

「うん、ありがとう。」

制服を着て、荷物を持つ。
部屋を出ようと扉に手をかけたとき、真織が後ろから抱き着いてきた。

「どうしたの?」

僕は真織が可愛くて頭を撫でる。

「・・・ほんとごめん、無理させて。」

まだ気にしてるのか。
気持ちよかったから別にいいんだけど。
それに、好きじゃなきゃあんな記憶飛ぶまでしないし。

「平気だって。気持ちよかったよ。」

「・・・体調悪くなったら言って。すぐ駆けつけるから。」

「ありがとう。」

僕は真織の自転車の後ろに乗り、しっかりと腰に抱きついた。
真織は片手を僕の手に重ねてペダルを漕いでいる。
ただそれだけの事なのに、すごく愛されてるなって感じる。
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