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【R18】初恋を君に

第2章 柊真織という男


「ただいまー」

「おかえりなさーい、って何かあったの?」

母さんが玄関先を覗いて心配したのか近づいてきた。

「え?!いや何も・・・////」

「ふーん・・・あっもしかして、好きな人でも出来た?」

「うっ!違うよ!?へ、部屋に行くから!////」

「うふふ。はいはい。」

そんなに顔に出てた!?

気になって顔を触る。
熱い。
この状態で母さんに会ったの?
てか・・・この顔で柊と顔を合わせてた?

・・・恥ずかしすぎる・・・

制服のままベッドにうつ伏せに倒れる。

濃い1日だったな・・・

『可愛いから』

うっ・・・////
どういう意味なんだろ・・・
あれは反則だよ。
そんなこと言われたら・・・僕・・・

・・・もしかして・・・柊も僕のこと・・・

いやいや・・・ないない。
絶対ない。

「辛い・・・」

ボソリと呟く。
顔を思い出す度に胸が苦しくなる。
これが恋なんだ・・・

やっぱり僕好きなんだ。
すぐ手に届くところにいるのにかなり遠い。
これがずっと?
そんなの辛すぎる。

優しくされると余計に苦しくなる。

でも・・・

「・・・大好き・・・////」

その気持ちは一生変わらないと思う。
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