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【R18】初恋を君に

第10章 特別だから・・・


教室に戻ると柊の姿が無かった。
仁達とご飯を食べているのだろうか。
僕は委員会会議での資料をまとめようと椅子に座った。
今日の6限目に少しだけ時間を設けてもらった。

アンケート用紙をまとめていると、柊が帰ってきて、僕の後ろに座る。

仲直りしないと。
このままだとズルズルと関係性が崩れていってしまう。

「柊、今日の放課後さ・・・」

「ごめん、用事がある。」

即答だった。
僕と一緒にいたくないのか。

「そっか・・・いつか時間空いてる?」

「わからない。」

僕の方を一切見らずに机に突っ伏している。
もう今まで通り、笑顔で話し合えることはないのだろうか。

「そうだよね・・・ごめんね。」

僕は気まずくなり、資料を持ってあかりさんの元へ向かった。
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