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【R18】初恋を君に

第10章 特別だから・・・


はぁ、一気に疲れた。
けどこの後は柊とご飯!

「綾斗くん、今日の集まりのことだけど・・・」

学級委員の仕事を一通り説明された後、今月のスケジュールについて話があった。
今月は新入生との歓迎会だ。
僕達の学校では毎年レクレーションを行う。

1年から3年までのグループを作り、ゲームを行う。
学級委員の仕事は何がしたいかアンケートを取る事と、グループ分けだ。

「早めに進めていた方がいいと思うんだ。明日アンケートを取って、グループ決めの時間を先生に設けて貰わない?」

「そうだね。そうしようか。」

早速職員室に向かい、先生に相談をした。
あかりさん、頼りになるな。



「ごめん!柊!遅くなった!」

「お疲れ様。・・・山本さんも。」

「う、うん・・・じゃあね、綾斗くん。」

男子が苦手だって言ってたな。
本当だったんだ。
声かけられて少し戸惑っている。

「明日ね。あかりさん。」

先にあかりさんが教室を出る。
柊と2人きりになる。

「じゃあ、行こっか。お腹空いた。」

「綾斗さ・・・山本さんの事下の名前で呼んでるんだ。」

「え、うん。」

「そっか・・・」


元気がない。
体調でも悪いのだろうか。

「柊?大丈夫?今日ご飯食べいける?」

「え?あぁ。・・・問題ないよ。」

楽しみにしていたのに、何か空気悪い。
どうしてこういう時にテンション下がるの。
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