• テキストサイズ

【R18】初恋を君に

第10章 特別だから・・・


始業式も終わり、クラスで委員会と係を決めることになった。
残念ながら、仁とはクラスが別になってしまった。

「綾斗、係何する?」

「えー楽なの。」

柊が後ろから話しかけてきた。
もちろん委員会なんてする気は無い。
早く帰りたいし。

「じゃあ、まずは学級委員。」

担任の先生のその言葉に対して誰も手を挙げなかった。
こうなるのは大体予想付いてる。
このまま決まらなかったら結局・・・

「じゃんけんにするか?」

ですよね。
まぁ、これで今まで負けたことないし。
何とか学級委員回避を。

「じゃんけん__」






嘘・・・
残り3人?
柊はもう初めの方に抜けちゃってるし・・・
負けたくない。

「じゃんけん・・・ぽん!」

僕が出した手はパー。
周りはチョキ。
最悪だ。
こんなの運が悪すぎない?
柊も驚いちゃってるよ。

はぁ・・・どうしてよりによって学級委員?
しかも男女1人ずつ。
無理なんだけど。

自分で黒板に名前を書きに行く。

「「はぁ・・・っ」」

隣に同じ所に名前を書きに来た女の子と溜め息が被る。

「や、矢野くん!?////」

「えっと・・・よろしく・・・」

山本さんだ。
/ 215ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp