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気持ちいいことしませんか

第7章 『許すと、思う?』





「………ん、ふ、ぅぅ…っ」
「華、鍵開けらんないよ?」
「……っ」



スカートの裾を握りしめながら、もう片方を僕の腕へと伸ばし。
背中に寄りかかる華へと視線を向ける。


「だ……っても…っ」
「ん?」

ああほんと。
真っ赤に熟れた瞳が愛らしい。
淫らに乱れる吐息も。
全部に、煽られる。




「もー少し我慢しよっか?」


笑顔で諭して、カードキーをかざせば。
カチャリ、と音を響かせてドアが開いた。


「……ふ、っあ……っ、んんっ」


開いた途端に、床に座り込む華の後ろでドアが勝手に閉まると。
同時に華の身体はビクビクと痙攣、して。



「華」



座り込む華と視線を合わせて、しゃがみこむ。


「しょ、さま」


にこりと微笑めば、安堵したように華の表情が緩み。
そのまま華を横抱きに抱き抱えベッドへと運んだ。



「華」


ベッドへと寝かせた華を押し倒すように跨ぎ、唇を奪う。
驚いたようにビクンと反応してから、華はゆっくりと僕のキスに応えようと舌を伸ばしてきた。


だけど。



「まだまだ、だよ」
「ぇ」



カチカチカチ、と強度を最大にすれば。


「ひ、やぁあああっっ」


そのまま喉元を最大限に晒し、華の身体は弓なりに仰け反った。








「は……っ、ぁ、ぁ、はぁ……っ」


手足を投げ出して、ぐったりとベッドへと沈み込む華の身体。


「華」


僕の呼びかけに、視線だけで華はこちらを向いた。


「許して欲しい?」


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