第6章 距離
「……すごいな、一気に溢れた。華、キス好き?」
「ごめんなさい……っ」
「謝らないで。かわいい華。僕は好きだよ?素直な華の体が」
どんどん、いやらしくなっていく体が。
大好きだよ華。
「そろそろいいかな」
このくらい濡れてたら痛くないだろう。
「華、力抜いて」
「ぇ」
「入れるよ?」
「ぇ、っあ、ひゃあっ?な、何、っぁああ━━っ」
十分に濡れていてもそこはまだきつくて。
こんな小さな『玩具』埋め込むのもギチギチだ。
「しょ、さま!?何━━━っ」
「ちゃんと、耐えるんだよ?」
「何……っ、━━━━━━っ、ん、あああっ!?」
乱れたワンピースを直し。
座席も場所を戻したら。
ピンクの小さな玩具。
所謂『ローター』のスイッチをカチ、と入れて。
そのままエンジンをかけて駐車場をあとにした。