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気持ちいいことしませんか

第4章 転校生






「あ、あの……薔、さま?」
「ん?なぁに?」
「あの、ぇっ、と……っ」




放課後。
言い付け通りに準備室へと入って来た華の唇をすぐさま奪い。
後ろ手に、扉の鍵を閉めた。
そのまま、小柄な華を抱き上げてデスクの上へと座らせれば。
可愛く顔を真っ赤にしながら、華は恥ずかしそうに僕を見下ろすのだ。


「あ、ぁの、資料の、纏めとおっしゃっていたのは…」
「ああ、ごめん。思いの外早く終わっちゃって。教室で纏めていたら、みんな手伝ってくれてね?おかげですぐに終わったよ」

「ぇ」


一瞬不安気に揺れる、瞳の色。
残念だけど、見逃さないよ。
華を囲うように机に手をついて、瞳を細く、華を見上げた。


「華?」
「な、なんでもありません」


ふい、と、反らす視線ごと。
顎をつかんで引き寄せる。
ついでに少しだけ屈んでいた体を伸ばせば。
今度は華を、見下ろす形となる。

「なんでもない顔、してないよね?」
「ぇ」
「ああ、それとも華は、また僕に嘘をつくの?」
「……!!そんな、そんなこと……っ」

顔を固定されたまま僕を見上げる華の目には涙が溢れていて。
その涙が、さらに僕を欲情させていくのだ。


「ごめんなさい、薔さま」
「なんで謝るの?」
「あたし、その方たちに嫉妬しました」

「………」

「ごめんなさい……っ」
「どーして?」
「あたし、どんどん醜くなっていく。薔さまのまわりの女性全てに、醜い感情が止まらないんです……っ」


そんなことくらいで泣けちゃうキミは、ほんとに可愛いよ。
惚れ惚れするくらいに、完璧だ。


「おいで華」
「薔さま……っ」


小さな体をすっぽりと腕に囲いながら。
彼女の耳へと、舌を這わす。


「んっ……」

「ねぇ華、ごめんなさい、ってことは、許して欲しいの?」
「ぇ」
「許して欲しいなら、スカート捲って、足開いて」


「え………」


固まる彼女から手を離し、まっすぐに揺れ動く瞳を捕らえた。
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