第2章 This PROMISE will be our CURSE
「ご、ご挨拶が遅れて申し訳ありません。学院3回生の英リコです」
「知っているヨ。私が呼んだのだからネ」
私が頭を下げて挨拶すると、すぐに一蹴されてしまった。
うぅ…。
もう帰りたい…。
「顔を上げたまえ」
ビクッと肩を揺らしながら恐る恐る顔を上げた。
すると、そこに座っていたのは何で今までこの隊長を知らなかったんだと思うくらいに変な格好の人…。
白と黒に肌の色を変え、頭には横に伸びた先の尖った帽子…かな?
なんか変なのかぶってる。
放ってるオーラがもう怖いし、すごく異様な感じ…。
後ろに立っているのはすごく美人でおとなしいお姉さん…。
副隊長…かな?
あ、腕章ー…副官章してるからやっぱりそうだ。
どこの隊かと思って、その腕章に刻印された隊花を確認する。
薊…。
とすると十二番隊か。
じゃあ、この目の前の隊長は涅隊長!
とは言え、名前しか知らないけど…。
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