第2章 This PROMISE will be our CURSE
十二番隊って言うと、確か技術開発局を抱えている隊だったはず。
尸魂界中から集められた選りすぐりの技術者集団で、隊も基本的にインテリの集まりだとか。
私、どちらかと言うと座学よりも実技の方が得意なんだけど…。
だから来られても困るなぁ。
十二番隊より二番隊とか十番隊とかの方が向いてるし…。
六番隊も素敵だなぁと思ったんだけど、貴族がたくさんいるって聞いて、流魂街出身の私とは隊風が合わなそう。
第一、敷居が高いから私じゃ難しい…。
願わくば、やっぱり京楽隊長の率いる八番隊がベスト!
京楽隊長ってふらふらしてそうな見かけだったけど、徹底した実力主義って聞くし、それならモチベーションも上がるから頑張れるもんね。
なのに…何で十二番隊???
「…やはり君か」
「え…?」
「いや、こちらの話だヨ」
「は、はぁ…」
何のこと?
格好も変だけど言うことも変なのかな、この隊長…。
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