第6章 To HEARTS
「い、一体これは…?」
私は山の前で何が何だかわからないまま、段ボールの中に入っていた平たい長方形の箱を一つ手に取ってみる。
これは…ゆ、有名老舗店のお茶菓子!!
こんなに大量に…。
「あぁ、それは六番隊からだな。まだあっちには別の隊からのがある」
横から鵯州さんがボソッと教えてくれる。
じゃあ、この辺りにある箱全部お茶菓子!?
やっぱり、朽木隊長ってすごい…。
普通こんな大量に仕入れられないというか、お金持ちって違うわ…。
気になって、また別の箱を開けてみる。
これは…冷凍の秋刀魚!?
隊長が喜びそう。
こっちはお菓子が大量に!
リンくんたち監視課にはありがたそうね。
あと、こっちにある大人が数人入れそうな一際大きな箱は…?
うぅ、虚のサンプルって書いてあるから開けないでおこう。
って!
つい好奇心に負けちゃったけど、そうじゃなくて!
_