第5章 From CONFLICTS
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「ん…」
小鳥の囀りと朝日を浴びて目を覚ます。
あぁ…やっちゃった。
また自分の机の上で寝ちゃってた…。
まともに帰れない日がもう一週間も続いてる。
でも、私がやると決めて、やらせて欲しいと各隊に志願してやったことだからーー…
どんなに大変でも、絶対にやり遂げたい。
急を要した京楽隊長の二日酔いの薬と七番隊の風邪薬は早々に仕上げてお持ちしたけど、他はまだ未完成。
その道の玄人である先輩方が技術開発局にはたくさんいるから、助言を頂いたり、ニコちゃんやリンくんもお手伝いを買って出てくれて、ようやく満足のいくものになるまであと一歩のところまで来てる。
「よし!隊舎のシャワー浴びてまた頑張ろ!」
私はうんと椅子の上で伸びをすると、肩に白い布がかけられているのに気付いた。
その布を取ってよく見てみる。
そこには菱形の中に大きく"十二"と文字が刻まれていた。
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