第5章 From CONFLICTS
長もあんな人だから、何かヤバいことをしているんじゃないかと黒い噂も多々ある。
みんなに役に立つものをって頑張っているのに、そんなことを思われてるなんて悔しい。
局が開発した薬や道具はまず十二番隊隊士が使用し、実戦に投入できるか考察、精査した上で他の隊に配備される。
もちろん、私も試作品を使って任務に赴くこともしばしば。
自分たちの好きな研究ばかりしているわけではない。
護廷十三隊として瀞霊廷を護るという責務を果たしてる。
そもそも、十二番隊には局の務めがままならない程度の基礎知識や技術を持っていない死神が配属されることはない。
仮に配属されたとしても、隊長がすぐに廷外の任務に就かせてお払い箱にしちゃうから、結局すぐに別の隊へ異動になる。
つまり、護廷の仕事も局の仕事も両方こなせる死神しかいないんだから、ちゃんとやってるに決まってるのに。
ちょっと隊長が怖くて交流の少ない人だからって、敬遠されちゃうのはもったいない。
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