第15章 ENCOURAGE by alcohol
そんな乱菊さんの後ろには見覚えのある二人の死神がいた。
「お二人は十一番隊の…」
「十一番隊第三席、斑目一角だ」
「同じく第五席、綾瀬川弓親」
綾瀬川五席は「う、美しい…」と爪を噛んでいる。
いや…綾瀬川五席の方が美しいです…。
「こんばんは…。私はーー…」
「十二番隊の英リコさんだろう?九番隊刊行の雑誌にも載ってるからね」
「うちの隊蹴って、涅隊長の誘いには二つ返事だったってな」
「一角…!」
綾瀬川五席が斑目三席をたしなめる。
私は思わず斑目三席から目を離して顔をうつむけた。
「ちょっと!やめなさいよ、このツルッパゲ!!」
「誰がツルッパゲだ!!ちょっとからかっただけじゃねぇか!」
「はぁ…。一角は女性の扱いがなってないね」
乱菊さんと斑目三席が言い争う中、綾瀬川五席がやれやれと首を振る。
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