第58章 Resist!〈朝日奈 乃愛〉£
『はっ…あぅぅ…もっ、だめ、だよ…!』
「キツイな…」
『はっ…奥…突き上げられてるっ…』
部屋に乾いた音がぶつかり合う度、何も考えられなくなっていく。髪を纏めていたゴムが解かれて長い髪が腰まで降りてくる。
『も、イっちゃう…!はぁっ…激しっ…からぁっ…』
「イっていい」
『あっ、やあぁ…ふああっああああ!』
呆気なくイってしまう。激しく動いたので、未だ肩で息をしていた。こんなに激しくしたのは…いつぶりだっけ。
『え、ちょっとまだやるの…?』
「当たり前だ。俺はまだ出していない」
そのままゆるゆると動き出す。収縮しきっているナカを押し広げて侵入してくる。
『あっ…はぁうっ…あぁっ…く…ああ!』
「くっ…もう出そうだ…」
どうしよう…ゴム、してないよね…。確かにもう成人しているとはいえ…結婚はまだしてないし。
「ナカに出すぞ」
『へっ…ああっ…うんっ…』
勢いでうんって言っちゃった…!でも、嫌な気はしないし、ナカに出すって事は責任取ってくれるって事だよね…?
「くっ…出るっ…」
『あっ…私も…また、イっちゃ…は、ぁぁあああっ!』
ナカに温かいモノが出されているのが分かった。今日は危険日だし、下手したら妊娠しそう…。
『責任…取ってよバカ…』
「ああ」
『もう…晩御飯食べ損ねた…!』
「作るか」
でも流石にこの状態じゃ…ご飯作れないな。お風呂入ってからの方が良いかも。
『お、お風呂…入らない…?』
「…?」
『だ、だってこのままだと…垂れて来ちゃう…』
「分かった」
急いでお風呂を入れて、シャワーを浴びた。出来る限り修也が精液を掻き出してくれたけど、完全に奥で出したから残っているのもあると思う。
『久し振りだったね』
「お互い忙しかったからな」
『偶には…良いのかもね』
「良いのか?」
『言わせないでよ…バカ』
「なら、これからは遠慮なくいくぞ」
『なんだかんだ言って、星羅も瑠璃ももう子供産んでるんだよなぁ』
「一番早かったのは鬼道だな」
確か女の子で、名前は星李華ちゃんだっけ。可愛い子だったなぁ。
『私達さ、恐らく一番最初に両想いになってたのに、くっついたのは三人の中で一番最後だし、結婚式だって時間なくてやってないよねぇ…』
「うっ…」
『責めてるんじゃなくて…お互いにかなりの不器用だねっていう話』
「…そうだな」