第58章 Resist!〈朝日奈 乃愛〉£
『待ってる』
こんだけ待たせたんだから…ちょっとは覚悟してもらいましょうか。
『修也…ちょっと甘えたい』
「なんだ」
そのまま勢い良く抱きついた。大好きな匂い。今は変わってしまったお互いの髪型が大人になった事を物語っている。
『大好き…大好きなんだよ…』
「…ああ」
恐る恐る手を回してくれた。暖かくて、優しくて。そう、切り替えよう。これで充電できたし。離れようと思って力を緩めた。
『いよーっし。充電かんりょ…』
「俺はまだ終わっていないが?」
『え、ちょ?』
「明日、講義は?」
『え、ない…けど…』
「じゃあ…朝まで出来るな」
『え、ちょっと待って…』
「待たない」
『んっ…あっ…ふぅ…う…』
最初はただ啄むだけだったのに、段々と深いキスになっていく。
「口開けろ、乃愛」
『あ、ふぁ…』
恐る恐る口を開けると、すぐに修也の舌が入ってくる。何故か急に脳が赤信号を出し始める。そうだ、きっとこれは…蕩けてしまいそうだから。
「甘いな」
『あ、ちょ…んっ…』
ブラウスのボタンをプチプチと外されて、下のスカートも脱がされた。
「…」
『何?』
「キャミソール着てるのか」
『当たり前でしょ!そのまま着てたら下着見えちゃうじゃん!』
「確かに」
そのままキャミソールも脱がせて、下着とストッキングだけになった。
『ね、ねぇ…この格好恥ずかしいんだけど…』
「唆るな」
『え、ちょっと?修也さん?』
下着をずり上げて胸を揉み始める。
『つ、付けたまま…?』
「そんなに可愛い下着着てたら外したくなくなるだろ」
『えっ…?』
あ…今日寝惚けてて真っ赤な下着着ちゃってた…。ネットで見かけて修也の色だし可愛いから買っちゃおうかなって衝動買いしちゃった奴だ…。
『こっ…これは違くて…んんっ…』
「何が違うんだ?」
『寝惚けてて…それで…!あんっ…』
「買ったのは事実だろ」
『そ、そうだけど…』
自分でも思ったよ。なんて恥ずかしいの買ったんだって。
『あぁ…もう…恥ずかしい…』
「フッ…負けを認めたな」
『う、うるさい…!』
そのまま、胸を弄られながらキスをされる。このまま溶けてしまいそうなくらいだ。
『んっ…だめぇ…あっ…んん…』
遂に修也の手が下方へ伸びていく。ストッキングを破ってパンツをずらした。
『えっ…あっ…』
「どうかしたか?」