第50章 Consist!〈綾織 星羅〉£
『あれ、あったっけ』
「いつ戻ってきてもいい様に、買っておいた」
『有人君…サイズ分かってるの?』
「まぁな」
そこドヤる所じゃないよ…。こういう事してればサイズとかって分かる物なのかな…。
「夜食も用意させよう」
『ありがとう。お腹空いてたから丁度良かった』
「俺の部屋の風呂を沸かしてあるから其方を使うと良い」
『うん、そうさせて貰うね』
予備の下着とネグリジェを持って有人君の部屋のお風呂に向かった。汗や少しかかった有人君の精液も洗い流した。
『んしょっと…』
ぐしょぐしょになった膣もちゃんと洗った。本当に久し振りの行為だった。もう会えないかと思ったけど…こんな時だけ神様に感謝しちゃおう…。
『ふぅ…』
久し振りのユニットバス最高…。まさか鬼道家にもこう言った庶民的なものがあるだなんて…!
『有人君、上がったよ』
「夜食、出来てるぞ」
『本当…?此処で食べて良いの?』
「ああ。今日は父さんが居ないから大目に見て貰った」
『此処だと、一緒にお話ししながら食べられるね』
「ああ」
床に座りながらご飯を頬張った。こんなに食べたの久し振りだな…。
「矢張り、少し痩せたな。ちゃんと食べていたのか?」
『あんまり…食べる気になれなくて…。お腹空くなんて事もあんまり無かったかも』
「全く、お前は極端だな」
『最初はこんなに話す人じゃ無かったのに、皆と過ごして、沢山話す人になったねって良く言われたの』
「FFHIで、俺達もお前も成長したからな」
高校に入学してすぐは本当に人が怖くて話しかけるのも一苦労だったのに、今では躊躇無く話しかけることができる様になった。と言っても、ちゃんと空気は読むけど。
『今年こそ、二人で文化祭堪能する予定だったのに、行けなかったね』
「来年だな。約束だ」
『うん…!』
またこうして君との約束が増えていくのが嬉しい。また、二人でデートしようね。
「明日は荷物を預けたら、少し買い物をするか」
『え?』
「お前、下着のサイズが合ってないだろう」
『え、嘘』
「食い込んでいた」
『かなりの間サイズ測ってなくて…』
「丁度良いな。洋服も次いでに買いに行こう」
『ありがとう』
知らない間に大分胸が大きくなってたんだなぁ…。
『ふぅ…美味しかった…!』
「今日は寝るか」
『うん。明日も出掛けるから、もうそろそろ寝ないと…』