第50章 Consist!〈綾織 星羅〉£
『だ、めぇっ…そんな、激しっ…くぅ…うんっ…!』
「すまない…俺も止められそうにない…」
『んぁああっ…!』
「1回目…いくぞっ…」
1回目って事は…やっぱりまだやる気…ですよねぇ。
『あっ…やっ…だめぇ…も、い、イっちゃあぁっ…!』
「くっ…」
ゴム越しに熱いものを感じて、荒く息を吐いた。間髪入れずに乱暴にもう一個のゴムの封を開ける所を見ると、二人とももう我慢は出来ないみたいだ。
「第二ラウンドだな」
『あ、んんっ…』
「いくぞ…」
もう一度ナカに熱を帯びたものが入ってくる。じっとりと湿っているせいで初めよりも大分スムーズに入ってきた。
「動くぞ」
『うんっ…ああっ…んぅ…くぁあっ…!』
「はっ…」
いつもの様な余裕な表情じゃなかった。ただ、腰を振ることに全力で。
『や、あっ…激しっ…からぁっ…!』
「もう…離れるな…」
有人君も、おんなじ気持ちだったんだ。大丈夫。ずっと側にいる。
『も、だいじょ、ぶ…だよ…?』
「…!」
抱き締めるかの様に背中に手を回した。
「そうだな」
『だから、きて…?』
「お前に言われたら断れないな」
『んっ…』
知ってるんだよ。本当は寂しがり屋だって事も。
『あぁっ…んんっくぁ…はっ…』
「流石に…キツイな…」
『あっ…ひあっ…も、だめぇっ…おかしくなっちゃぁあああ!』
「イったか…」
『ご、ごめんね…我慢…出来なくて…』
「いや、構わない。お前はイく時に一番艶のある顔をする」
そんな事言われても…自分じゃどういう顔してるのか分からないよ…。
『ちょっと…まだ、イった…ばっかりで…ああっ…んっふぁっああっ…!』
「俺も…そろそろ、限界、だっ…」
『はぁっ…あっ…だめぇ…!またっ…イっちゃう、よぉっ…』
「くっ…」
何も、考えられなくなる…。快楽に溺れてしまいそう…。
「出すぞっ…」
『あっ…だめっ…また、イっちゃう、ああっ…ああああああ!』
段々と汗ばんでくる。もう涼しい季節な筈なのに、熱に支配されている。
『はぁっ…も、ちょっと…きゅ、休憩…!』
「思えば夕飯も食べていないな」
確かに、結局あっちで用意してもらったのも食べないで帰ってきちゃった。何だか申し訳ないな…。
「夜食の用意をして貰う間に風呂にでも入るか」
『あっ…パジャマ、持ってきてない…』
「確か予備で一枚あった筈だ」