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Break! 【イナズマイレブン】

第48章 Begin!〈朝日奈 乃愛〉


まぁ、確かに真剣にやってる時にこういう事されると怒りたくもなるよね。

『部活に入んないと良いけど…』
「それを願うばかりだな…」
『じゃ、ちょっと先輩手伝ってくるよ』
「ああ」

先輩に聞くと、やっぱり先輩もああいう感じの子は歓迎してない様で、自分もああいう子は歓迎したくないなって思う。

「まぁ、もし入ってきたら、今迄が幸せだったと思うしかないかな」
『私軽音楽部なんで、空いてる時くらいしか手伝い来れませんけど…悩みある時は何時でも相談乗りますから』
「ありがとう。乃愛ちゃんが居てくれて心強いよ」
『いえ…それとも落ち着くまでこっち来ますか?』
「そうして貰いたいのは山々なんだけど…乃愛ちゃん、軽音で有名だし後輩育てるのに忙しくなるだろうし…」
『部活動結成までまだ時間ありますし…変えるなら今の内なんですよね…。でも、後輩の育成なら私が空いてる時にでもやれば良いし…大丈夫です。こっちにヘルプできます』
「ありがとう…!」

半分泣き目…。よっぽど大変だったみたい。やっぱり…放って置けないよ…。

『一応ダメ元で瑠璃にも頼んでみます。人数多い方が良いですよね』
「もう本当に…何てお礼したら良いから…」
『気にしないで下さい。私が勝手にやってる事なんで』
「ありがとう!先輩達も卒業しちゃって、私しか居なくなっちゃうし…手が回らないったら…」

だけど、一番気になるのは星羅だ。FFHIの時からどうも様子が可笑しい。鬼道君ともなんか別れたみたいな噂聞くし…。

「終わったぁ〜!ありがとう、乃愛ちゃん…!」
『いえ。役に立てて何よりです』
「本当、ありがと〜!」
『いえ…それじゃ』

先輩挨拶をして修也の元に向かった。いつも以上にげんなりしてる。

『お疲れ、修也』
「ああ」
『大丈夫…?』
「すまない…」
『これからはサポートで入る事にしたから』
「軽音の方は良いのか」
『軽音の方は、レッスン制』
「引っ張りだこだな」
『そうでもないよ。初心者多いし。でも、手を抜くつもりは無い。両立するって決めたから、やるからにはどっちも全力で突っ走る』
「それがお前の良い所だな」

本当、疲れてるな。出てくる言葉にハリが無いって言うか…。ご飯食べたら少しは回復しそうかな。

『ただいま〜』
「お帰り!お姉ちゃん!」
『ただいま、夕香ちゃん。今から夕飯作るね』
「うん!」
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