第35章 FFHI I 〈天晶 瑠璃〉
「俺は半田 真一。染岡と同じく空ヶ咲高校で、ポジションはMFだ。宜しくな」
「同じく松野 空介。ポジションはFW。まぁ仲良くしてよ」
「同じく闇野 カゲト。ポジションはFWだ」
「僕も乃愛とは話した事あるけど、他の二人は初めてだね。僕は亜風炉 照美。気軽にアフロディと呼んでくれ。因みに、ポジションはFWでも、MFでもどっちでもOKだよ」
「俺は土方 雷電。沖縄の大海原高校の二年だ!宜しくな」
「飛鷹…征矢。ポジションはDF…っす」
全員終わったかと思いきや。壁に寄りかかって凄いリズムにノってらっしゃる方が一人。
「あぁ、彼奴は俺から説明するな!彼奴は音村 楽也って言って、俺と同じ大海原高校の一年でポジションはMFだ!仲良くしてやってくれよな!」
成る程、自分の世界に入り込んでらっしゃるのか…。
「瑠璃ちゃん。アフロディさんと、南雲君、それから涼野君は元韓国代表ファイアードラゴンのメンバーだったんだよ」
『えっ、そうなの?』
「うん。実はアフロディさんは韓国出身らしいの」
『成る程…』
皆色々あったんだなぁ…。まぁ、流石に三年生を選ぶ訳にはいかないだろうから、一、二年のメンバーしかいない。こんな受験期真っ只中にサッカーしてたらそれはそれでやばいと思うし。
「マネージャーからも自己紹介だ」
「はい。私、朝日奈 乃愛。明電高校の一年で、中学の時はバレー部のマネージャーを三年間やってました。今は軽音部で、ボーカル担当です。宜しく!」
「私、綾織 星羅です。同じく明電高校の一年で、部活はサッカー部に入ってマネージャーをさせて貰ってます。宜しくお願いします」
『天晶 瑠璃です。明電高校一年で、ちょっと前まで星羅ちゃんと同じくサッカー部のマネージャーをやってました。今は趣味のバレエを磨いてます。宜しくお願いします』
「もう一人、助っ人を呼んでいる。入れ」
あれ、聞いてないよね…?私達三人だと思ってたけど、もう一人マネージャーが居るのかな?
「こんにちは。明電高校一年、櫻小路 椿姫です。今回、チームオペレーター兼戦術アドバイザーとしてお世話になります。宜しくお願いします」
椿姫ちゃん、チームオペレーターと戦術アドバイザー…。大変そうだなぁ。でもIT系には強いって聞いてたから、かなり力になってくれると思う。
「以上がこのイナズマジャパンとして共に戦っていく仲間だ」