第4章 失恋バナナ〈十四松〉
「えっ、ちょ、花子ちゃんっ! うっ!」
ズボンの上から、膨れ上がったソレを優しく握られると、ぼくの身体はビクンと震えた。
『大丈夫、任せて。』
花子ちゃんがぼくの足元に屈み、カチャカチャとベルトを外す。一気にパンツまで下ろされると、ぼくの欲棒はギンギンに反り勃っていた。
「・・・うっ、花子ちゃんっ、」
花子ちゃんがいやらしい手つきでオレのモノを扱く。情けない声が出ないように、呆気なくイってしまわぬように、必死にぼくは歯を食いしばって耐える。
『十四松くん、どこが気持ちいい?』
「・・・うわっ、」
屈んでいるから花子ちゃんが話す度にかかる息がくすぐったくて、甲斐性もなく声が漏れる。
どこが気持ちいいかって?
もうそんなの全部気持ちいいに決まっている。
それでも上手く伝えられないのは、口を開けば恥ずかしい声が漏れちゃうから。
両手を壁につき、与えられる快感に身を委ねながら再び歯を食いしばる。
『・・・こっちのがいいかな?』
「うわ、ちょ!ちょ! 花子ちゃんっ、」
ぼくが何も答えないからか、花子ちゃんは急にぼくのモノを咥える。小さい口に入り切らず、苦しそうにする顔がたまらなくいやらしい。
「・・・うぅ、やばいっス。気持ちい・・・くっ、」
舌で先端をペロリと舐められると、もうぼくのソレははちきれんばかりに膨れ上がる。
癒して、だなんてお願いしたけれどまさかこんなことになるとは思っていなかった。
ギュって抱きしめて、触れるだけのキスをして。そこで終わらせるつもりだった。それでも止まらなくて強引に舌をねじ込んでしまった。
それを花子ちゃんが受け入れてくれたのが嬉しくて、なかなか止めることができなかった。
ここまで来たら思うことはただ1つ。
・・・最後までシたい。