第3章 とうの昔に限界〈おそ松〉
花子を後ろから抱きしめるように寝そべり、白い首すじに顔を埋める。
スーっと鼻で吸えば石鹸の良い香りがして、俺をうっとりさせるのには充分だった。
・・・一体一松は何回花子をこのベットで抱いたんだ?
一松が羨ましいと俺は素直に思った。
続けて視線を胸元に落とせば、俺に触って欲しいと言わんばかりの谷間がちらりと見える。
俺は生唾をごくりと飲みこんだ。
肩紐をずらし手を入れ、優しく胸を揉む。
・・・や、や、柔らけえぇぇぇぇぇぇぇ。
「くっ・・・たまんねぇなっ」
AVとかエロ本でしか見たことのないおっぱいが、今俺の手の中に収まっている。そしてそれが幼なじみのおっぱいで、しかも許可もなく触っていることへの背徳感で俺はかなり興奮していた。
『・・・・・んっ・・・・・っ、』
胸を揉みしだいていると、花子がモゾモゾと動き出した。起こさないように、息を潜めながら胸を揉む手を休める。
『・・・いち・・・・・まつ・・・っ、』
「今・・・・・一松って言った・・・?」
顔を覗き込むと花子はむにゃむにゃしながら幸せそうに眠っていた。
「・・・どんな夢だよ。」
笑いそうになるのを堪えながら、再び俺は花子の胸を揉み始めた。コリコリと胸の蕾を弄れば、寝ていてもそこはすぐに主張され、花子も時折声を漏らしながらモゾモゾと動いていた。
首すじに舌を這わし、掬うように舐める。
それでも花子はまだ起きない。
次は耳を甘噛みしながら、穴の中に舌を這わす。すると花子はビクリと肩を震わせたが、やはりそれでも彼女は起きない。
きっと目を覚ましたら、花子はこんなことをしている俺を怒るだろう。ならば寝ている間にあれやこれやしなければと思う反面、目覚めさせて彼女の可愛い反応も見てみたいとも思うのだ。
そんな矛盾した気持ちの中で、俺は行為に及んでいた。