• テキストサイズ

雪恋の刃【鬼滅の刃短編集】

第4章 貴方の日輪刀で…【宇髄天元編】




すると背後から
別の鬼の気配がすると思いきや

【ズサッ!!】

後ろから左側の肩を何かで刺された…

「ぐっ。」

鎌のようなもので肩を貫かれていた。

「くっそっ!」

須磨を1度安全な場所に下ろして

「肆の型!!雪紐!!」



「何をする柱め!!」

そのまま白い紐が伸び鬼を縛った。



そして、

「漆の型 雪風巻!!!」
【ヒュオオオオオ!!バリパリパリ!!】

とてつもない突風と氷柱の嵐
凍てつく空気で
鎌の鬼は凍ってしまった。


「ぐぁぁぁぁあ!!お前何をして…」



「よし。これで一時はおってこなそうね。」


肩から出血しながら
もう一度須磨を抱えると
このまま行くと私も須磨も
殺されかねないと思い
須磨を地下の安全な場所に隠した。


そこには藤の花の香袋を置き
須磨に
「ここなら必ず天元様が見つけてくれる。」
と呟き
起きてしまった時ように置き手紙をした。

【ここから動かずに天元様が来るまでに待機するように。天元様は必ず来てくれる。だから生き抜いて幸せに生きてほしい】と。



一先ず雪も怪我をしているため
自分の肩を瞬間冷却で
出血を止め
見つからないような場所で計画を立てた。


あの凍らせた鬼が出てくるまで約半日。
さすれば昼間になる。
鬼は半日は出れないため
その間に鬼の気配を辿り
攻めるしかない。



その間に
身体がだんだん重くなり
呼吸が苦しくなってきた。


あの鬼の能力
鎌だけでなくて毒だ…

雛鶴に解毒薬を上げてしまったために
自分の分はない。
何とか調合しても効果は
半分程度。
回復の呼吸や、
筋肉で毒の巡りを遅くしても
持って一日


やるしかない…


夜が開けるまで雪は
必死に回復の呼吸で、
毒の巡りを紛らわせていた。


「天元様…こんな時になんで私は貴方に会いたいんでしょうね……。分からない。
なんにせよ…。
早く来ないと貴方の大事な人を3人に失ってしまいますよ。もちろん、死なせないように戦いますが……」






/ 39ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp