第4章 貴方の日輪刀で…【宇髄天元編】
天元side
手紙を読み終わった
俺の目からは涙が止まることなる
流れていた。
その後、俺は雪の部屋を出て
雪の亡骸が眠る墓へと向かった。
「雪…お前ほんとかっこいいな。
さすが、俺が惚れた女だよ。
手紙…読んだよ。
そんなにお前が俺に惚れてたなんてな。
俺も男としてはまだまだだな。
でも、死ぬなんて俺は許してないからな。
まったく…。
お前からのお願いだからなこれから死ぬまで派手に生きようと思う。
だけど、あの世に行った時にゃ必ず
お前を1番先に見つけに行くからよ、
もう、逃げんじゃねぇぞ。
今度こそ派手に愛してやるから。
…………………雪。愛してる。
また来る。」
墓の前に一輪の白梅を置いて
天元は去っていった。
不完全な恋心を抱いて。
宇髄天元編
貴方の日輪刀で…
終