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雪恋の刃【鬼滅の刃短編集】

第3章 水と日の呼吸 【竈門炭治郎編⠀】


禰豆子の行動に驚いた顔の
不死川さんだったが




その瞬間。


急に冷気が立ち込めた。




「肆の型 雪紐」



【ヒュッ!】
突如不死川さんに白い糸が巻き付け

そして、
「漆の型 雪風巻!」

【ヒュォォォォオオオオ!!】


不死川さんにだけ
雪嵐が吹き不死川さんは
屋敷の外に吹き飛ばされた。



とてつもない技の速さで
全然何が起こったのか分からなかったが
いっときすると技を放った人が出てきた。


白い雪に水色が混ざった様な長い髪
隊服と白い雪のような羽織を羽織った
女の人がいた。

なんて綺麗な人だろうと思った。
そして。少しほっとした。


「お館様の言う事に反対した上に御屋敷を自身の血で汚すなんて…この無礼者!!立場をわきまえろ!」



「…ックッ…ソ…油断した。ゴホッ…風華め…」


「すまないね。雪。ありがとう。おかえりなさい。」


「ただいま戻りました。召集に遅れた上、御屋敷での技の使用をお許しください。罰は受けます。」

「いや、構わないよ。さて、実弥、小芭内。」


「あまり下の子に意地悪をしては行けないよ。」



「御意。」

2人とも今度こそ落ち着いたのであった。



それから、雪柱と思われる女の方はお館様が居なくなり次第、
直ぐに禰豆子の所に行き


「大丈夫よ。さぁ、おいで。」

そう言うと禰豆子は大人しく木箱に入り木箱ごと抱えた。



俺は安心して力が抜け、隠の人に抱えられた。

「あの!!禰豆子を守って頂きありがとうございました。」

俺はそう叫ぶと
雪柱の女の人はにっこりと笑った。



俺はそのあと胡蝶さんの屋敷に連れてこられた。



雪柱の美しさが頭から離れないまま…
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