• テキストサイズ

雪恋の刃【鬼滅の刃短編集】

第3章 水と日の呼吸 【竈門炭治郎編⠀】


「お館様のお成りです」
「よく来たね私の可愛い剣士(こども)たち」

「雪は何処にいるのかな?」
と、お館様が尋ねると。

「恐れながら、お館様。雪柱は今遠くの任務に行っていた為に到着が遅れております。申し訳ございません。」
と、冷静に対応する冨岡さん。

その声を気に同時に地に跪く柱達。


そして、さっきまで荒れまくっていた
不死川さんが丁寧に挨拶をしていた。


「驚かせてしまって悪かったね。」
と、とても穏やかな声で
お館様は言った。


そして、当然柱達は
お館様の頼みであってもと
反対していた。


そして、最終戦別にいた女の子が
手紙を持ち出し
読み始めた。


「もしも 禰豆子が人に襲いかかった場合は 竈門炭治郎及び――――…」
「鱗滝左近次 冨岡義勇が腹を切ってお詫び致します」


(鱗滝さん…冨岡さん…)


その言葉を聞き
自然と涙が出てきたのであった。


しかし、それでも納得しない柱達。

そのあともお館様が何とか説得を試みたが
納得せずに時は過ぎ…

突如、やはり不死川さんが
「分かりません。お館様。」

おもむろに自分の腕を傷つけると

禰豆子の木箱に自身の血を垂れ流し


「証明してやりますよ。鬼という物の醜さを」と言い始めた。


「不死川 日なたでは駄目だ。日陰に行かねば 鬼は出て来ない」

と、蛇を連れた柱が言い


「お館様失礼 仕る。」と
不死川さんは屋敷の奥の方に禰豆子の木箱と共に連れていき
禰豆子共々木箱に自身の刀を突き刺し始めた。


「禰豆子ぉ!!!!」
俺は叫んで立ち上がろうとしたが
蛇を連れた柱に抑えられてしまった。


その間に禰豆子か出てきて
不死川さんの血を見て
興奮状態になっていた。

何も出来ないと悟り
すぐさま呼吸を使い助けに行こうとするが
胡蝶さんに忠告されながらも
動こうと力んだ。

すると蛇の柱を冨岡さんが
抑えた。

すぐさま禰豆子の所に行こうとするが
中々身体に力が入らずに
屋敷の段差を上がりきる事が出来ずに
ヨタヨタし、
禰豆子は一時不死川さんを見ていたが
急にそっぽを向いてしまった。


/ 39ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp