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雪恋の刃【鬼滅の刃短編集】

第3章 水と日の呼吸 【竈門炭治郎編⠀】


俺は竈門炭治郎
鬼の禰豆子を連れている。


今回の那多蜘蛛山で
久々に冨岡さんと再開したが、
一緒に現れた胡蝶さんや
栗花落さんに禰豆子を鬼と判断され俺は裏切り者として捕らわれてしまった。

そして今、俺は縛られて
本部と言われる場所の庭で
地に突っ伏していた。


気を失っていたのか
誰かに声をかけられ
目が覚めると、
目の前には柱と呼ばれる人達が
並んでいた。

しかし、俺はそんなのどうでも良くて
妹の禰豆子が入った木箱を探した。


俺は傷だらけで身体中が痛くてどうにかなりそうだったが、
妹が殺されそうな状況ではそんなことどうでもよかった。



「………俺の妹は鬼になりましただけど人を喰ったことはないんです今までも これからも人を傷つけることは絶対にしません」



と、言ってみたものの



蛇を連れた男と大柄の男は納得してくれず、近くにいた胡蝶さんに訴えた。






「聞いてください!! 俺は禰豆子を治すために剣士になったんです禰豆子が鬼になったのは二年以上前のことで その間禰豆子は人を喰ったりしてない」




何とか出る声で絞って訴えて見たがやっぱり伝わらず、どうしようか悩んでいた所に
白髪で傷だらけの男が禰豆子の入った木箱を持ってこちらにやってきた。


「鬼を連れてた馬鹿隊員はそいつかいィ」

「不死川さん 勝手なことをしないでください」

「鬼が何だって? 坊主ゥ」
「鬼殺隊として人を守るために戦えるゥ?」「そんなことはナァ」
「ありえねぇんだよ馬鹿がァ」


「俺の妹を傷つける奴は」
「柱だろうが 何だろうが 許さない!!」




「善良な鬼と悪い鬼との区別つかないなら」
「柱なんてやめてしまえ!!」
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