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【黒子のバスケ/短編集】魔法が解けないうちに

第2章 ●終わらない快楽*火神大我







「何なんだ、お前!何しに俺の部屋に入ってきた!?」



今の時間帯には相応しくない音量で問いただす俺。

すると、女はニッコリと唇で弧を描き微笑む。





「私は咲良。火神君の精気を戴きに来ました。」



そう言って俺のTシャツをぐいぐいと捲ってくる。




「ちょっ、やめろ…!お前、何してんだよ…!」

「大丈夫。心配しなくてもすぐに気持ち良くなりますよ。」



再び口角を上げ綺麗に笑った女は、俺の唇に自分のそれを重ねる。
顎を優しく掴まれ、無理やり口を開けさせられる。
そして出来た間からヌルリと舌が差し込まれて、女の舌が俺の口内を隅々まで這い回る。


すると、身体に痺れるような快感が走り、下半身が一気に疼きだす。





「んぅ…、や、めろ…!」


息継ぎのために離されたタイミングで拒絶の言葉を吐くが、女は全く意に介していない様子で口付けを続ける。
舌と舌を擦り合わせヌルヌルとした感覚がしたと思ったら、次は舌が強い力で吸い付かれる。


その間にさっき捲られたことで露出した肌に手が滑る。
胸の辺りを手全体で撫で回された後、自分でも分かるほど勃ち上がった先端に指がそっと触れる。





「ああっ…!やめて、くれ…、あっ!」

「ふふっ、可愛い。乳首で感じちゃってるんですね。」



まるで全神経がそこに集中しているようで、少し触れられるだけでも強烈な快感が走る。
人差し指でクニクニと弄られたり、二本の指で少し強めに摘まれたり。
目の前でじっと顔を見つめられながら、胸の先端を嬲られる。




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