第1章 ●瞳に映らなくとも*伊月俊
咲良から見えていないとはいえ、咲良だけ裸になるのは公平じゃないと思って、俺も自分の服を手早く脱ぐ。
お互いに一糸纏わぬ姿になって、改めて体を密着させる。
咲良は少し驚いたように体をビクつかせたが、すぐに俺の背中に腕を回してくれた。
お互いの鼓動が重なるように高鳴るのを感じながら、咲良の頬を両手で包み、浅く口付ける。
咲良も俺に合わせるように緩く口を動かしてくれるのが、とてつもなく可愛い。
そろそろ我慢できなくなってきたので、口付けはそのままに片手はお腹を伝って秘部へと移動する。
割れ目を少しなぞると粘着質な蜜が指に絡まる。
その蜜を掬い、ぷっくりと膨らんだ雌芯に擦り付ける。
「やぁっ…!あぁっ…、あっ!」
突然の強い刺激に、咲良は腰を揺らして嬌声を上げる。
指を揺らす度にトロトロ蜜が溢れてきてシーツを汚した。
咲良の唇から離れ、頭をどんどん秘部へと近づけていく。
「伊月君、それは…っ!」
「大丈夫。俺に全部任せて。」
「あぁっ、…だ、め…っ、ひゃああ!」
俺の息がそこにかかるほど近づき、両手で秘部を大きく開いてから一気に吸い付く。
すると、咲良が今までで一番の声を出す。