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【黒子のバスケ/短編集】魔法が解けないうちに

第1章 ●瞳に映らなくとも*伊月俊







乳房の形が崩れないように片方の手を添えながら、少しずつ顔を近づけて胸の飾りに吸い付く。
ちゅぅっ…、と音をたてながら吸い付くと、元々ピンク色だったそこは少し赤く染まっていた。


舌で円を描くように舐め回したり、乳頭全体を唇で包みながら舌を動かす。
反対の手は尖ったそこを優しく摘んだり、親指と人差し指でコリコリと刺激する。
すると、咲良は無意識なのか両足を緩く擦り付けていた。





「咲良、もっとして欲しい?」



足を指先でスルリと撫でると、咲良はビクンと体を揺らしながら恥ずかしそうに頷いた。


その反応に満足した俺は早速咲良のスカートに手を掛ける。
お臍の辺りにあるファスナーを下げ、ゆっくりとスカートを下ろしていく。
捲り上げていたTシャツも脱がし、咲良は下穿きだけの姿になる。


透き通るような白い肌に少し浮き出た肋骨。
その美しさに思わず言葉を失い、無言で咲良の体をなぞる。
その指が少し擽ったかったのか、咲良はクスリと小さく笑い声を上げた。




「伊月君、擽ったい。」


「…っあぁ、ごめん。…じゃあ全部脱がすぞ。」



咲良の声で我に帰る。
腰に引っかかっている下穿きを掴み、ゆっくり下に下ろし足から抜く。


ゴクリ…。


思わず喉を鳴らす俺。
一切の布を纏わない咲良の姿に自身が確実に欲情する。




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