第10章 就職しよう
トド松のは合コンかっ!!フルフルLINE交換してるし!何しに来たんだよ!てか、思ったよりこいつらダメだった。参考のさの字もならない。挙げ句の果て全員追い出されるし。その後、「居酒屋行こうぜ」「うい〜」ってなって今居酒屋だし。どういう流れなの!?
「カ〜ッ、やっぱり仕事の後のビールは最高だな!」
「いや1個もしてねぇから!全員追い出されてるから!」
「でも楽しかったね〜」
「おめぇは何しに行ったんだトド松。」
「な〜んかウケなかったな〜」
「おめぇは何しに行ったんだ十四松。」
「フッ...これぞまさにお先真っ暗...」
「おめぇはなんで生まれてきたカラ松!」
「.........」
「せめて何か言って一松!?」
「......」
「いや、なつきも何か言って!」
なんかって言われましても...だって全員追い返されてるし。全然参考にならなかったし。参考というか逆にダメな例だし。
「だってみんなクズなんだもん。いう言葉もないわ。」
「「「「うっ」」」」
ダメージを全く受けてない数字松は何なんだろうね。社会舐めてるよね、出てない私が言うもあれだけど。
「てかさぁ、別に就職なんかしなくてよくない?面倒臭いよ〜。」
「「うんうん」」
トド松の伸びた声に反応する松達。私も就職したくない。
「いやなんで俺が悪者みたいになってんの。みんないい大人なんだから、せめて定職にはつかないと。」
「じゃあまたアイドルやる?」
「やるわけない!あんな地獄絵図2度とごめんだ!!」
「「「「「F6!」」」」」
「やめろ!罪悪感で目が潰れる!」
「私もF6はやだな〜」
「えっ、何で?女の子ってイケメン好きじゃん」
「なんでって言われても...私はそのままの兄さん達が好きだからさぁ」
おそ松に言われてそう答えると、みんななんかほっこりした顔をみせた。私なんか和ませること言ったかいな。
「俺は午後からも行くよ。この際、アルバイトでもいいよ。」
「...俺は帰る。」
チョロ松が宣言した瞬間、一松が席を立った。
「なんで?」
「意味無いもん。」
まあ確かにそうだろうけど。てか、一松がやる気さえ出せば就職できる確率も上がると思うんですけどねぇ。