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松野家のトリップ少女

第4章 デート編 〜トド松〜


「なつき、好きな食べ物は?」

「え?えっと、スイーツならなんでもいけるけど...」

「スイーツなら、何が好き?」

「マカロンかな。」

「どんな人が好きなの?」

「優しくて、面白くて、ちゃんと愛してくれる人かな...ってなに?さっきから...恥ずかしいんだけど。」

「いや〜、ニートでも付き合ってくれる女の子なんているのかなって思ってさ。」

「いないんじゃないかなww」

「ちょっ、ひっどい!...なつきとしてはどう?付き合える?」

なんか恋バナ?みたいのが始まったぞ。さっきも突っ込んだけど、女子か!!

「分かんない。」

「分かんないって何、どういうこと?」

「だって私も付き合ったことないもん。」

「も、って言ったな!」

「だってそうでしょ?」

「うっ...まあそうだけど。...そんなの想像でいいよ、付き合える?」

なんかグイグイくるなおい。そんなに焦ってるなら働けばいいのに。

「そうだなぁ...私としては、完全なるヒモは断固拒否かな。そうじゃなければニートでも...」

「やっぱり!?じゃあもうちょっとねばってみようかな。」

トド松は1回バイトをしてたことがある。しかし、兄弟に邪魔されてやむを得なく辞めることになってしまったのだ。だからバイトじゃなくて停職につけばいいのになぁ...無理か。いきなりニートから社会人は無理か。

「トド松兄さんってなんかカラ松兄さんに似てる。」

「は...はぁ!?僕があのイタ松兄さんに似てる!?どんな目してんの眼科行けよ!!」

どんだけいやなんだよ。ちなみに私の目は正常なので眼科は行きません。コンタクトの時点で正常じゃないか。
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