「新テニスの王子様」理想のペア、Staring eyes
第8章 Staring eyes6ー6(シックスゲームオール)
不二「どうする?手塚」
手塚「………」
これにはさすがの手塚も為す術がありません。丸井と仲間のフリをしている木手のために、棄権を本気で考えようとしていました。
しかし、ここでサーキットコーチの柘植とメンタルコーチの斎藤と、五番コートの番人の鬼十次郎が現れたため、シャッフルマッチ棄権はなしで済みます。
忍足「結局、あんたと戦うんか」
高校生G「棄権するなら今だぜ」
忍足「はい? 誰がしますか。はあ、本来、いろんな意味でオレには関係ないことなんやけど、このシャッフルマッチで勝ったら五番コートはいただきやさかい、本気を出させてもらうで」
高校生H「君、運が悪かったね。オレ、強いよー」
不二「そうですか、楽しみですね」
高校生I「あれ、棄権はいいの?」
跡部「オレ様が棄権? はん! 有り得ないな!」
高校生J「お前の仲間たち、棄権しないみたいだな。お前はしないの?」
手塚「………」
手塚は相手にしないでサーブを始めました。
手塚のサーブを合図に、不二と跡部と忍足もサーブを打ち、試合を始めます。
高校生C「あーあ、試合を始めちゃったよ。あの四人、君のことどうでもいいみたいだね」