第8章  Staring eyes６ー６(シックスゲームオール)

　
　それから、抵抗する間もなく、五番コートと六番コートの高校生八人と木手に連行されていた丸井です。



　木手「おかしな真似はさせませんよ、丸井くん」



　丸井「ぐっ……」
　丸井は、木手に片腕で首をしめられながら連れて行かれます。



　高校生Ｇ「ボス、容赦ありませんねー」



　高校生Ｊ「そこまでしなくてもいいですよー」
　と、五番コートの高校生二人が笑いながら言っていました。



　そして、連行された場所は、これからシャッフルマッチが行われるテニスコートでした。



　彼らの姿を見かけた勝ち組メンバーは、すぐに声をあげました。


　菊丸「あー、丸井！　あれ、木手はしばられてないよ」



　跡部「お前、そいつらとグル(仲間)なのか？　あーん？」
　と、木手に聞いた跡部でしたが、平古場と知念が否定します。



　平古場「グルなわけないさぁ」



　知念「キャプテンのことさぁ、奴らの仲間のフリしているだけさぁ」