「新テニスの王子様」理想のペア、Staring eyes
第7章 Staring eyes5ー5(ファイブゲームスオール)
本日のトレーニングが終わると、そろそろ、勝ち組メンバー全員、丸井と木手から重い空気を感じ取っていました。
丸井が明らか、木手の方を見ずに、平古場と知念と話していたからです。木手も、丸井がいるとき、平古場たちから少し距離を置いていました。
菊丸「あの二人、どうしたのかな」
鳳「ケンカでもしたのでしょうか?」
と、鳳が言うと、跡部が来ます。
跡部「昨日、丸井に聞いたが、ケンカは別にしていないってよ。どうやら、木手が苦手だそうだ」
千歳「そんなふうには見えんかったけど」
跡部「どういうことだ? 千歳千里(ちとせせんり)」
千歳「丸井は木手とこの前、ハードトレーニングが始まったばかりのときだったばい。二人で仲良さそうに話しながら、温泉の脱衣場から出てきたところをオレ、見たばい」
ずっと前の晩、立海と比嘉が合同でたまたま温泉に入ったあと、次に四天宝寺が温泉入る番だったようです。
そのときに、千歳は丸井たちを見かけます。横で白石と石田銀も頷いていました。彼らもそのとき、千歳といたようです。